きつね

本を片手に京都をめぐる

【梶井基次郎「檸檬」】みすぼらしく美しいもの、それは心の起爆剤

「それにしても心という奴はなんという不可思議な奴だろう。」 『檸檬』梶井基次郎 新潮社 昭和42年12月10日発行 あらすじ 「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と云おうか、嫌悪と云おうか」という文章で始まるこの短編...
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【森鴎外 「高瀬舟」】濃い影をもつ京都の一面【足るを知る心】

華やかな街、豊かな人々が集う京都という場所で、貧困の中にあった兄弟。その兄が弟を殺した咎で罪人を運ぶ高瀬舟に乗っています。夕方から夜になってゆく、そんな静かな高瀬川の上、同心と罪人、二人の間の会話だけで進むこのお話は、なんとも圧倒的な力をも...
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元離宮二条城『二条城×ネイキッド 夏季特別ライトアップ2020』

世界遺産、二条城 二条城は徳川幕府の日の出と日の入り、両方の舞台となった城です。 1602年(慶弔7年)、徳川家康が征夷大将軍の宣下を受けるに際し、その居館として築かれました。以降二条城は主として徳川幕府の儀典の場として利用されます。162...
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【六道珍皇寺】冥界への入り口があるお寺【有頂天家族】

不思議な井戸のある「六道珍皇寺」 以前ご紹介した、森見登美彦著『有頂天家族』。作中に出てくる六道珍皇寺、というお寺があります。作中では、主人公の兄(次兄)がこの六道珍皇寺の本堂裏の古井戸に「引きこもって」います。そこへ皆が訪れて、人には言い...
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【安井金毘羅宮】大切な人を守るため、悪縁を断つ神社【スピ散歩】

今日のお供はこの一冊 『スピ散歩 ぶらりパワスポ霊感旅①~⑥』 『スピ散歩 ぶらりパワスポ霊感旅①~⑥』はこんな本 作者の伊藤三巳華さんはホラー漫画家としてデビューした、いわゆる、「視えちゃう」人です。 本作は、彼女が神社仏閣、パワースポッ...
京都のお寺・神社 

【知恩院】七不思議のあるお寺

知恩院ってこんなところ 華頂詐山の斜面に大小106棟の堂宇が広がる、広大な境内のお寺です。 由緒 浄土宗の総本山。山号は華頂山。正式名称、知恩教院大谷寺。本尊は法然上人御影。 1175年に法然上人が東山大谷の吉水に建てた坊舎に始まる。 法然...
京都のお寺・神社 

【八坂神社】京都市民に慕われる「八坂さん」 【祇園祭】 

河原町駅から徒歩5分。河原町から、四条大橋を渡るともう参道です。まっすぐ進めば、大きな朱色の楼門(ろうもん)が見えてきます。 ”祇園祭”は八坂神社のお祭り 祭神 スサノオノミコト、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)、八柱御子神、ほか。 ※日...
京都のお寺・神社 

【建仁寺】雨の日が似合う、美術館のようなお寺 ※10月9日再編

建仁寺 京都最古の禅寺 建仁寺ホームページ 由緒 建仁2年(1202年)の開創。開山は栄西禅師。 創建当時は天台、密教、禅の三宗の場でしたが、第十一代の時から、純粋な臨済禅の道場となりました。 栄西禅師は、比叡山で天台密教を修め、2度宋(中...
京都のお寺・神社 

【日本の宗教②】「神道」を簡単におさらい!特徴と大事な用語3つ

神社、お寺、それぞれを説明ってできますか?今回は、以外と認識不足な日本の宗教文化の中から、「神道」について簡単におさらいしましょう。宗教としての分類と特徴、3つの用語の解説をしていきます。 神道の基本的な考え方、神社の成り立ちの記事→ 【日...
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【日本の宗教①】八百万の神様と祈りの形【懐の深い日本の神様】

神社は、「神道」の神様を祀る場所。今回は、「神道」の成り立ちを簡単に解説します。 神道ってなんだっけ? 神道は、日本人が自然や祖先、歴史上の偉人を恐れ敬うところから始まった宗教です。 日本独自の宗教で、「民族宗教」にあたります。学術的な分類...
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