きつね

平家物語

【平家物語】橋合戦【アニメ5話 びわが吟じた原文】

第五話、終盤、びわが吟じていたのは、宇治橋での、平氏と源頼政・三井寺衆徒との合戦の様子でした。 軍記もの、「平家物語」の真骨頂、合戦の場面です。 橋合戦 『平家物語』の合戦描写は、集団の動きをダイナミックに叙述し、その中で奮戦する個々の武士...
平家物語

【平家物語】以仁王挙兵【アニメ5話】

これまで、院およびその近臣と平家、寺院勢力と貴族の対立・抗争など、京都を中心とした描写が続いた「平家物語」。しかし、以仁王挙兵の辺りから、軍記もの、といわれるにふさわしく、広い範囲での合戦の描写が多くなります。 以仁王の挙兵以降、京都周辺か...
「鎌倉殿の13人」登場人物を読み解く

【鎌倉殿の13人】頼朝を試した男?!その基準は”運の強さ”【上総介広常】

大河「鎌倉殿の13人」第7話、ついに佐藤浩市さん演じる、上総広常が登場しました。三谷幸喜さんの作品では、『ザ・マジックアワー』での面白すぎる演出でおなじみですね。三谷さんの手にかかり、今回も一癖も二癖もある、上総広常となりそうです。 上総介...
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平家物語

【平家物語】後白河法皇、幽閉される【アニメ5話】

法皇、幽閉される 院の近臣の処分に続き、ついに後白河法皇の元にも兵が訪れました。 巻第三、「法皇被流」より 訳文 同二十日、院の御所の法住寺殿の四方を、軍兵がとり囲んだ。平治の乱のとき、信頼が三条殿にしたように、御所に火をかけて人をみな焼き...
平家物語

【平家物語】清盛の暴走【アニメ5話】

アニメ「平家物語」第五話、どんどん展開が早くなってきましたね。物語が大きく動きます。足掛け2年ほどの内容が一話分に盛り込まれていました。順を追ってみていきましょう。 清盛、福原より数千騎の兵を率い入京 巻第三、「法印問答」より 訳文 同月十...
平家物語

【平家物語】重盛の最期【アニメ4話】

『愚管抄』に「イミジク心ウルハシク」と書かれ、『百錬抄』に「武勇、時輩ニスグルトイエドモ、心操甚ダ穏カナリ」と書かれた重盛。 その最期を『平家物語』は神秘的で超人的な逸話として、記しました。 無文の太刀 巻第三、「無文」より 画像はクリック...
平家物語

【平家物語】 重盛の予見【アニメ4話】

栄華を極める平家一門の棟梁、平重盛。驕り高ぶる清盛や一門の者たちの中にあって、彼は特異な静謐さ、礼節を重んじる心を持ち続けました。このことは、『平家物語』では、構成上強調されたともとれますが、『愚管抄』などにも、「コノ小松内府ハイミジク心ウ...
平家物語

【平家物語】徳子の懐妊と苦しみ【アニメ4話 びわが吟じた原文】

アニメ「平家物語」第4話、徳子は懐妊します。しかし、体調が思わしくありません。 徳子の懐妊と苦しみ 巻第三、「赦文」より 訳文 こうして月が重なるにつれて、中宮はお体の苦痛を訴えられる。一度笑うと百の媚があったという漢の李夫人が、昭陽殿で病...
「鎌倉殿の13人」登場人物を読み解く

【鎌倉殿の13人】義理堅さが仇に。佐々木四兄弟が参上できたのは…【大庭景親】

今回ご紹介するのは、大庭景親。実は彼、山木館襲撃の前に、佐々木四兄弟が頼朝のもとへ参上する、そのきっかけをつくってしまったようなのです。結果として、頼朝の挙兵をアシストしてしまったとも言える、大庭景親。どのような人物だったのでしょう。 ドラ...
「鎌倉殿の13人」登場人物を読み解く

【鎌倉殿の13人】石橋山の戦い、頼朝・北条氏・三浦氏の動き【宗時、最期】

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第5回、放送されました。 さて、平家方の山木兼隆を破った頼朝。戦いの火ぶたは切って落とされました。もう、後には引けません。続く、伊東・大庭ら平家家人との戦い、都からの平家の軍勢との戦にも、備えなければなりません。...
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